ロレックスのペプシ愛用の芸能人まとめ

ロレックスのペプシ愛用の芸能人まとめ

ロレックスのペプシ愛用の芸能人まとめ

こんにちは。ラグジュアリー・ウォッチ・ジャーナル、運営者の「エル」です。

「ロレックス ペプシ 芸能人」と検索して、この記事にたどり着いたあなたは、テレビやSNSで有名人が着けているあの印象的な赤青ベゼルの時計が、すごく気になっているんだと思います。

「あの俳優と同じモデルかな?」「なんでこんなに人気なの?」と、所有している芸能人を具体的に知りたいと思うのはもちろん、特にペプシ愛用の女性芸能人についても気になるかもしれませんね。ドラマやバラエティでふと映る腕元に、あの赤と青の輝きを見つけると、つい目で追ってしまう…その気持ち、すごくわかります。

また、その人気と裏腹に「いったい、どこで買えるの?」という入手困難さについての疑問も多いかなと思います。デザインが好きなのはもちろんだけど、多くの有名人が選ぶ理由、そしてその熱狂の背景にあるものまで知りたい、というのが本音ではないでしょうか。

この記事では、そんなロレックス「ペプシ」の尽きない魅力と、愛用する芸能人について、私の知っている情報をすべてお伝えしていきますね。

記事のポイント
  • ロレックスのペプシを愛用する芸能人の一覧
  • 愛用モデル(ヴィンテージ・現行)ごとの傾向
  • なぜペプシが「買えない」と言われるほど人気なのか
  • ペプシが持つステータス性と資産価値

ロレックスのペプシと芸能人の愛用モデル一覧

ロレックスのペプシと芸能人の愛用モデル一覧

ロレックスのペプシと芸能人の愛用モデル一覧

まず、ロレックスの「ペプシ」と呼ばれるモデルは、ご存知の通り、正式には「GMTマスター」および「GMTマスターII」のことですね。この赤と青のツートンカラーベゼルは、もともと1950年代にパン・アメリカン航空のパイロットのために開発されたもので、赤が「昼間」、青が「夜間」を示し、第二時間帯の昼夜を直感的に示すための機能的なデザインでした。

それが今や、ロレックスの中でも特にアイコニックな存在になっています。

日本の芸能界でも愛用者は本当に多くて、そのチョイスをよく見ると、「ヴィンテージ派」(歴史や個性を重視)と「現行モデル派」(現代のステータスと輝きを重視)という、はっきりした二つの流れがあるのが面白いところです。彼らがどちらを選んでいるかで、その人の時計に対するスタンスが見えてくるような気もしますね。

ペプシ所有の芸能人を総まとめ

ロレックス ペプシ所有の芸能人を総まとめ

ロレックス ペプシ所有の芸能人を総まとめ

まずは、どんな方々がペプシを愛用しているのか、私が把握している公開情報をもとに一覧にしてみました。俳優、お笑い芸人、ミュージシャン、そして海外セレブまで、本当にジャンルレスで愛されているのがわかります。

芸能人名 愛用モデル(傾向) ジャンル 特徴・世代
木村 拓哉 Ref. 16753 俳優 ヴィンテージ (YGコンビ / フジツボ)
竹野内 豊 Ref. 1675 俳優 ヴィンテージ (SS / 王道モデル)
ケンドーコバヤシ Ref. 16710 お笑い芸人 ネオ・ヴィンテージ (SS / 最終アルミベゼル)
京本 政樹 Ref. 1675 俳優 ヴィンテージ (SS)
くっきー! Ref. 1675 お笑い芸人 ヴィンテージ (SS)
川口 春奈 Ref. 126710BLRO 女優 現行モダン (SS / セラミック)
山田 裕貴 Ref. 126710BLRO 俳優 現行モダン (SS / セラミック)
矢作 兼 Ref. 126710BLRO お笑い芸人 現行モダン (SS / セラミック)
大竹 一樹 Ref. 126710BLRO お笑い芸人 現行モダン (SS / セラミック)
濱田 岳 Ref. 126710BLRO 俳優 現行モダン (SS / セラミック)
ジョン・メイヤー Ref. 116719BLRO 海外セレブ モダン (WG無垢 / 初セラミック)
ダニエル・クレイグ Ref. 16710 海外セレブ ネオ・ヴィンテージ (SS / 最終アルミベゼル)

このリストは、テレビ番組、雑誌、SNSなどで確認された公開情報や報道に基づいています。ご本人の私物かどうか、あるいは現在の所有状況とは異なる場合もありますので、あくまで「愛用している姿が目撃されている」参考情報として楽しんでくださいね。

人気のヴィンテージモデル愛用者

ロレックス ペプシ 人気のヴィンテージモデル愛用者

ロレックス ペプシ 人気のヴィンテージモデル愛用者

まず注目したいのが、ヴィンテージやネオ・ヴィンテージと呼ばれる、すでに生産が終了したモデルを愛用している方々です。この選択をする方は、時計の歴史的背景や、現行モデルにはない「味」、そして経年変化による個性を重視する、かなりのこだわり派が多い印象ですね。「自分だけのタイムピース」を求めている感じがします。

木村 拓哉さん (Ref. 16753)

ヴィンテージ愛用者の筆頭といえば、やはり木村拓哉さんかなと思います。彼が愛用しているとされるのは、ステンレスとイエローゴールドのコンビモデル「Ref. 16753」。ただでさえ珍しいコンビのペプシですが、彼が選んだのは、さらに希少な「フジツボダイヤル」と呼ばれる個体です。

これは、インデックス(時刻を示す目盛り)がプリントではなく、金属の枠(アプライド)になっていて、その独特の形状からそう呼ばれています。このフジツボダイヤルは製造期間が短く、ヴィンテージ市場でも非常に高値で取引されています。あえて王道のステンレスではなく、華やかなコンビモデル、しかも超希少なダイヤルを選ぶあたりに、木村さんならではのセンスと深いこだわりを感じますね。

竹野内 豊さん (Ref. 1675)

ファッションアイコンとしても知られる竹野内豊さんは、ヴィンテージペプシの王道中の王道、「Ref. 1675」を愛用しているとされます。Ref. 1675は1959年頃から1980年頃まで製造されたロングセラーモデルで、最大の特徴はプラスチック(アクリル)製の風防です。

このプラスチック風防が、現行モデルのサファイアクリスタルにはない、なんとも言えない温かみや丸みを時計に与えています。さらに、ベゼルも現行のセラミックではなくアルミニウム製。紫外線などの影響で、鮮やかだった赤がピンクっぽく、青が淡いブルーに「フェード(褪色)」することがあり、その色落ち具合が個体ごとに全く異なる「一点モノ」の価値を生み出します。竹野内さんの大人の色気と、ヴィンテージペプシの「枯れた」味わいが完璧にマッチしていて、本当にかっこいいです。

ケンドーコバヤシさん (Ref. 16710)

時計好き芸人として有名なケンコバさんは、ヴィンテージと現行モデルの中間にあたる「ネオ・ヴィンテージ」の「Ref. 16710」を選んでいます。これは1989年頃から2007年頃まで製造されたモデルで、時計好きからは「最後の本物のツールウォッチ」なんて呼ばれ方もしますね。

その理由は、風防が実用的なサファイアクリスタルに進化した一方で、ベゼルは傷がつきやすいもののクラシックな質感を持つ最後のアルミニウム製ベゼルを搭載したモデルだからです。

そして、このRef. 16710の最大の魅力は、ベゼルインサートを「ペプシ(赤青)」「コーク(赤黒)」「ブラック(黒単色)」の3種類に交換できたこと(※)。気分やファッションに合わせて着せ替えられた、最後のGMTマスターIIなんです。この「わかってる感」、玄人好みのチョイスが、さすがケンコバさんですね。

ベゼルインサートの交換は、もともとロレックスのサービスセンターで受け付けていましたが、現在は正規店での交換は行っていない可能性が非常に高いです。あくまで当時のモデルが持っていた特徴としてご理解ください。

現行モデルを愛用する有名人

ロレックス ペプシ 現行モデルを愛用する有名人

ロレックス ペプシ 現行モデルを愛用する有名人

一方で、現代のステータスシンボルとして、2018年に登場した現行モデル「Ref. 126710BLRO」を愛用する芸能人も非常に多いです。こちらはヴィンテージとは対極の魅力を持っていますね。

最大の特徴は、傷にめっぽう強く、紫外線による色褪せも起こらない「セラクロム(セラミック)製」の赤青ベゼル。この鮮やかな発色と、鏡のような光沢感は、現行モデルならではの魅力です。また、ヴィンテージが3連のオイスターブレスレットだったのに対し、この現行ステンレスモデルは、コマが細かくドレッシーな「ジュビリーブレスレット」が組み合わされました。(※後にオイスターブレスも追加されました)

このモデルは、正規店での入手が極めて困難。そのため、「これを持っている」ということ自体が特別なステータスになっています。ジュビリーブレスレットのラグジュアリーな輝きも、現代のファッションシーンによく合いますね。

  • 山田 裕貴さん(バラエティ番組出演時などに着用)
  • 矢作 兼さん(おぎやhぎ)(無類の時計好きとして有名)
  • 大竹 一樹さん(さまぁ~ず)(こちらも時計好きとして知られています)
  • 平子 祐希さん(アルコ&ピース)(ファッション好き芸人として愛用)
  • 濱田 岳さん(ドラマやプライベートで着用)

など、そうそうたる顔ぶれがこの現行モデルを愛用していることが確認されています。俳優から人気芸人まで、まさに「成功の証」として、そして「現代の最難関アイテム」として選ばれている感じがします。

ペプシ愛用の女性芸能人

ロレックス ペプシ愛用の女性芸能人

ロレックス ペプシ愛用の女性芸能人

「ロレックス ペプシ 芸能人」と調べると、どうしても男性の名前が多く挙がりますが、もちろん女性の愛用者もいます。その代表格が、女優の川口 春奈さんです。

彼女も現行モデルの「Ref. 126710BLRO」を愛用していることが知られています。ご自身のYouTubeチャンネルなどでも着用されている姿が見られますね。

GMTマスターIIはケース径が40mmと、いわゆるメンズサイズの時計です。それを女性が、ファッションとしてさらりと着けこなす姿は本当におしゃれで、多くの女性にとっての憧れにもなっています。華奢な手首にあえて大ぶりなスポーツウォッチを着けることで生まれる「ギャップ」や「こなれ感」は、ファッション上級者ならではのテクニックかなと思います。彼女の影響でペプシに興味を持った女性も少なくないかもしれません。

海外セレブの着用モデル紹介

ロレックス ペプシ 海外セレブの着用モデル紹介

ロレックス ペプシ 海外セレブの着用モデル紹介

ペプシの人気は日本だけにとどまりません。というか、むしろ海外セレブの愛用こそが、ペプシの価値を世界的に決定づけたと言っても過言ではありません。特にこの3人の影響は絶大です。

トム・セレック (Ref. 16750)

【価値:タフな道具】 1980年代の大ヒットTVドラマ『私立探偵マグナム』で、主人公マグナムを演じた彼が全編にわたって着用しました。屈強でセクシーな探偵の腕にあったペプシは、単なるパイロットウォッチから「タフで冒険心に溢れた男の象徴」へと昇華しました。彼が着けていたのは、ヴィンテージのRef. 16750というのが現在の定説ですね。

ジョン・メイヤー (Ref. 116719BLRO)

【価値:超高級な収集品】 現代の時計コレクターとして市場に絶大な影響力を持つミュージシャン。彼が愛用し、その価値を世に知らしめたのが、2014年に発表された初のセラミック製ペプシ「Ref. 116719BLRO」です。ロレックスは戦略的に、この新しいペプシをステンレスではなく、なんと「18Kホワイトゴールド無垢」で発表しました。彼の愛用が、ペプシを「富裕層向けのラグジュアリー・コレクティブル(収集品)」として強く印象付けました。

ダニエル・クレイグ (Ref. 16710)

【価値:玄人好みの審美眼】 映画『007』のジェームズ・ボンド役としてはオメガを着けていますが、プライベートでは熱心なロレックス愛好家。彼が選んだのは、ケンコバさんと同じネオ・ヴィンテージの「Ref. 16710」です。現行のピカピカなセラミックでも、扱いに気を使うヴィンテージでもない、実用性とクラシック感を両立する「通」な選択が、時計好きの間で高く評価されています。

このように、ペプシは「タフな道具」としての側面と、「超高級な収集品」としての側面、両方の物語を持っている。これが他の時計にはない、ペプシだけの圧倒的な強みかなと思います。

なぜロレックスのペプシは芸能人に人気か

なぜロレックスのペプシは芸能人に人気か

なぜロレックスのペプシは芸能人に人気か

これほど多くの芸能人やセレブを惹きつけるペプシ。その人気の理由は、単に「歴史があってかっこいいから」だけでは説明がつきません。特に現行モデルの人気は、ここ10年ほどで異常なレベルに達しています。

ここでは、ペプシを取り巻く「市場の現実」と、それがどう「ステータス性」に結びついているのか、もう少し深く踏み込んでみたいと思います。

ペプシが「買えない」と言われる理由

ロレックス ペプシが「買えない」と言われる理由

ロレックス ペプシが「買えない」と言われる理由

今、ロレックスのペプシ、特に現行のステンレスモデル(Ref. 126710BLRO)は、「正規店ではまず買えない」と言われています。これは決して大げさな表現ではなく、私もショップを覗くたびにショーケースを見ますが、本当に出会えません…

この極端な品薄の理由は、ロレックスが意図的に供給を絞っているという説もありますが、それ以上に世界的な需要が爆発していて、生産が全く追いついていないのが現実です。

需要と供給のアンバランス

  • 需要の爆発: SNSの普及で世界中の人々がペプシの存在と魅力を知り、富裕層の増加も相まって、欲しい人がネズミ算式に増えました。
  • 追いつかない供給: 一方でロレックスは、その品質を維持するために多くの工程を手作業で行っており、急激な増産ができません。

その結果、需要と供給のバランスが完全に崩壊してしまいました。さらに、後述する資産価値の高さから、実用したい人(実需層)だけでなく、投資・転売目的の人々までもが購入希望者として殺到し、需要が異常なほど過熱しているんです。

どこで買える?入手方法の現実

ロレックス ペプシ どこで買える?入手方法の現実

ロレックス ペプシ どこで買える?入手方法の現実

「じゃあ、芸能人はどうやって手に入れているの?」と思いますよね。もちろん、彼らが特別なルート(いわゆる「外商」など)を持っている可能性もありますが、多くの人は私たちと同じように「買えない」状況に直面しているはずです。

では、どうやって手に入れるのか?方法は大きく分けて2つです。

1. 正規店で定価購入を目指す(ロレックスマラソン)

正規店で定価購入を目指すには、いわゆる「ロレックスマラソン」を完走するしかありません。これは、正規店に奇跡的に人気モデルが入荷するタイミングを狙い、毎日あるいは毎週末、複数の店舗に通い詰める行為を指します。

ペプシのような超人気モデルは、店員さんとの良好な関係を築いた上で、数百回通っても出会えないのが当たり前と言われる、本当に過酷な世界です…。「買えた」という事実そのものが、一種のトロフィー(勲章)になるわけですね。

2. 並行輸入店・中古時計店で「プレミア価格」で買う

「マラソンなんてやってられない」「今すぐ欲しい」という人が選ぶのがこの方法です。並行輸入店や中古時計店には、プレミア価格(プレ値)がついていますが、在庫さえあればお金を払えばすぐに購入できます。

芸能人のように多忙な方々は、時間をお金で買うという意味で、こちらを選ぶケースも多いかもしれません。ただし、その価格は定価をはるかに上回ります。

まずはロレックス公式サイトで、GMTマスターIIの本来の姿や定価を確認してみるのも良いかもしれません。その上で市場価格を見ると、そのギャップに驚くと思います。 (参照:ロレックス公式サイト GMTマスターII) ※定価は経済状況により改定されることがあります。

異常な価格高騰と市場価値

ロレックス ペプシ 異常な価格高騰と市場価値

ロレックス ペプシ 異常な価格高騰と市場価値

この「買えない」状況が、ペプシを単なる時計から「金融商品」や「資産」へと押し上げています。正規店で買える「定価」と、実際に市場で取引されている「実勢価格」の差が、とんでもないことになっているんです。

【重要:価格はあくまで目安です】 以下に示す価格は、この記事を執筆している時点(2025年)の一般的な相場観です。実際の価格は、為替相場や在庫状況、時計のコンディション(新品か中古か、保証書の年式など)によって、常に激しく変動します。

購入を検討される際は、価格の妥当性も含め、必ずご自身で複数の専門販売店に最新の情報を確認し、信頼できる店舗から購入してください。最終的な購入判断は、ご自身の責任において慎重にお願いします。

  • 現行モデル (Ref. 126710BLRO) の国内定価: 約166万円(税込)
  • 同時期の中古・並行市場での実勢価格: 約350万円 〜 370万円

…どうでしょう。信じがたいかもしれませんが、これが現実です。もしロレックスマラソンを完走して正規店で定価購入できたとしたら、その瞬間に定価の2倍以上、約200万円近い「含み益」が生まれる計算になります。

これが「異常な価格高騰」の正体であり、実需層だけでなく、投資目的・転売目的の買い手が正規店に殺到する最大の理由です。

資産価値としてのペプシの魅力

ロレックス 資産価値としてのペプシの魅力

ロレックス 資産価値としてのペプシの魅力

この異常な価格高騰は、見方を変えれば「圧倒的な資産価値」があるということです。もちろん、時計は使って楽しむためのものですが、これだけの価値が担保されているというのは、高額な商品を買う上で大きな安心材料になりますよね。

例えば、同じ300万円でも、車やブランドバッグは買った瞬間に価値が下がってしまうことがほとんどです。しかし、ロレックスのペプシのような特定モデルは、むしろ価値が維持される、あるいは上昇する可能性さえ秘めています(※もちろん保証はありませんが)。

芸能人のような高額所得者や、賢いお金の使い方を知っている人々にとって、ただの消費(浪費)ではなく「価値が落ちにくい、むしろ上がるかもしれない資産」としてペプシを選ぶのは、非常に合理的でクレバーな選択なのかもしれません。

人気の理由とステータス性

ロレックス ペプシ 人気の理由とステータス性

ロレックス ペプシ 人気の理由とステータス性

ここまで見てきた要素を総合すると、ペプシがこれほどまでに人を惹きつけ、芸能人に選ばれる理由が立体的に見えてきます。私なりに、その理由をもう一度まとめてみました。

ペプシのステータスを構成する5つの要素

  1. 歴史(オーセンティシティ): パンナム航空のパイロットのために生まれたという「本物の道具」としての物語。
  2. デザイン(普遍性): 半世紀以上色褪せない、赤青ベゼルという完成された「普遍的デザイン」。
  3. 権威性(お墨付き): トム・セレックの「タフな道具」と、ジョン・メイヤーの「高級収集品」という、新旧アイコンによる「二重の権威付け」。
  4. 希少性(達成感): 「ロレックスマラソン」なしでは手に入らないという「究極の入手困難性」と、それを乗り越えた「達成感」。
  5. 資産性(合理性): 定価の2倍以上で取引される「圧倒的な資産価値」と、それを持つことの「経済的合理性」。

これらすべての要素が複雑に絡み合い、お互いを高め合うことで、ペプシのステータスを唯一無二のものにしているんだと思います。「ただの人気モデル」ではなく、「神話」に近い領域に入っている感じさえしますね。

まとめ:ロレックスのペプシと芸能人の関係

ここまで見てきたように、「ロレックス ペプシ 芸能人」というキーワードの裏には、単なる「人気モデル」という言葉だけでは片付けられない、深い物語と熱狂的な市場の現実がありました。

最後に、なぜこれほど多くの芸能人がペプシを選ぶのか。その本質的な理由を私なりに考察してみたいと思います。

それは、「わかる人にはわかる、究極のステータス」を、実にスマートに身につけられるからかもしれません。

例えば、時計全体がダイヤモンドで埋め尽くされたような超高級時計は、誰が見ても「高そうだ」とわかりますが、同時に「派手すぎる」「成金趣味」といった反感を買うリスクもあります。

しかし、ステンレススチールの「ペプシ」は、一見するとただのスポーティーな時計です。時計に興味がない人には、それが300万円以上するとは夢にも思わないでしょう。

ですが、「知っている人々」――すなわち、他のセレブリティ、業界関係者、富裕層、そして私たちのような時計愛好家――がそれを見れば、「ああ、あの“正規店では絶対に買えない”ペプシをちゃんと持っているんだ」と、その人の成功と、入手までの努力(あるいは財力)、そしてセンスを瞬時に理解できるのです。

一般大衆に過度な反感(いやらしさ)を買うことなく、「わかる人」にだけ自身の成功とステータスを的確に伝えられる、究極の「ステルス・ステータス(目立たないステータス)」。

この洗練された「IYKYK (If You Know, You Know)=知る人ぞ知る」という性質こそが、彼らがこの時計を選び続ける、最後の、そして最大の理由なのかもしれないな、と私は思います。

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